山宮るり子 パリッシュ=アルバース/マンドリン幻想曲
サンカン/主題と変奏
福井麻衣 ドビュッシー/月の光
キューネ/ファンタジー
〜チャイコフスキーのオペラ「エフゲニー・オネーギン」のテーマによる
安楽真理子 シェイファー/テーセウス(ハープと弦楽四重奏のための)
共演:カントゥス・クァルテット(Vl.物集女純子 梅原真希子 Vla.大島路子 Vc.森澤泰)
高野麗音 ドビュッシー/アラベスク 第1番
フォーレ/即興曲 作品86
吉野直子 トゥルニエ/朝に 作品39
フォーレ/塔の中の王妃 作品110
ブラームス(マーヴィヒル編曲)/ラプソディ 変ホ長調 作品119-4
ハープアンサンブル
池辺晋一郎(大塚彩子編曲)/
“ヨコハマ・ファンファーレ”ハープ版(6台のハープアンサンブル)
ハープの独奏曲は、宝石箱をひっくり返したかのような魅力があります。 「ハープの未来」コンサートでは、ハープという楽器を知り尽くした、ハーピスト兼作曲家の力作が、沢山紹介されます。
これまでに、トゥルニエ、ルニエ、サルゼード、ポッセ、グランジャニー、アンドレ といった聞きなれない作曲家の名前かもしれませんが、近代フランスを中心としたハーピスト兼作曲家たちの、美しく感動的な作品を紹介しました。今回も、パリッシュ=アルバースやキューネの作品が登場します。
そして、大家の作曲家のハープ作品、フォーレの2作品やサンカンの作品は重要なハープのレパートリーです。
カナダの現代作曲家シェイファーによる、劇的な五重奏は、力演が今から楽しみで、新鮮な驚きをもたらすでしょう。
ピアノの名作、ドビュッシー「月の光」「アラベスク」などをハープで聴くということはもはや定番ともいえますが、ブラームス作品をも新たな編曲で演奏、ハープの新たな魅力を見出すことになりそうです。
注目の若手3人に加え、国際的に活躍する吉野さんと安楽さんという二人の若き巨匠が、国内で同じステージに会することは、滅多にありません。
ハープのアンサンブルは、音の重なりや視覚的にもゴージャスです。
最後には、みなとみらいジルベスターコンサートのオープニングでお馴染みの、池辺晋一郎作曲「ヨコハマ・ファンファーレ」を、今回特別にハープ6台用に編曲したアンサンブルをお楽しみください。
コンサート冒頭の次世代をになう若手たちの熱演から、少し新しい切り口のプログラムを順番にお聴きいただきながら、「ハープの未来」への“ファンファーレ”という気持ちで、今後につながる楽しく聴き応えのあるコンサートを目指します。
どうぞお楽しみに!
吉野直子 Naoko YOSHINO http://www.naokoyoshino.com
吉野直子は今日、世界のハープ界で最も注目されている逸材である。6歳よりロサンゼルスでS・マクドナルド女史に師事。81年、第1回ローマ国際ハープ・コンクール第2位入賞。85年第9回イスラエル国際ハープ・コンクールに参加者中最年少で優勝し、国際的キャリアの第一歩を踏み出した。以後、ベルリン・フィル、イスラエル・フィル、フィラデルフィア管、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス等トップ・オーケストラ、小澤、アーノンクール、ブーレーズ、アバド他世界的指揮者との共演、ザルツブルク、ルツェルン他主要音楽祭への参加など華やかに活躍。03年よりアバドの呼びかけによって世界トップ・クラスのソリスト達で結成されたルツェルン祝祭管弦楽団にも参加。1985年アリオン賞、1987年村松賞、1988年芸術祭賞、1989年モービル音楽賞奨励賞、1991年文化庁芸術選奨文部大臣新人賞、エイボン女性芸術賞を受賞。国際基督教大学卒業。
安楽真理子 Mariko Anraku http://www.emimusic.jp/artist/anraku/
東京生まれ。幼い頃からカナダで生活する。上智大学を経てジュリアード音楽院及び同大学院卒業。井上久美子、J・ローマン、N・アレン各女史に師事。イーストヨーク交響楽団ハープ・コンクール優勝。第1回日本ハープ・コンクール優勝。92年第11回イスラエル国際ハープ・コンクール第3位、同時にパール・シャートック賞受賞。93年プロ・ムジシス財団より国際賞を日本人として初受賞後、ニューヨーク、ボストン、ロスアンゼルス、パリ、ローマでデビュー・リサイタルを開き好評を博す。95年NYのコンサート・アーティスト・ギルド・コンクールで優勝。同年ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場管弦楽団(MET)の専属ハーピストに就任。世界の主要音楽祭への参加や本格的ソリストとしても国内外の数々のオーケストラとの共演を重ねる。現在NYを拠点としてアメリカ、カナダの主要都市で精力的にリサイタルや室内楽の演奏を行う。CD出版多数、東芝EMI専属アーティスト。
高野麗音 Reine Takano
10歳よりハープを始める。景山真菜、木村茉莉、渡辺万里、I・モレッティ、G.ロレンティーニ、G.レタングの各氏に師事。98年 日本ハープコンクールジュニア部門第3位。00年東京芸大音楽学部付属高校入学。01年 アジア・ユース・オーケストラ香港ミュージックキヤンプに特別生として、マスタークラスに参加。02年日本ハープコンクールアドバンス部門優勝。03年 東京芸術大学入学。日本ハープコンクールプロフェッショナル部門第4位。同年フランス・リリーラスキーヌコンクールシニア部門第3位。07年 アメリカ国際ハープコンペティション第7位。08年 パリ国際ハープコンクール2位(1位なし)。パリ国立高等音楽院に05年審査員満場一致で合格、10年6月同音楽院修士課程(大学院)を修了し帰国予定。ロームミュージックファンデーション奨学生。CD「翔く若手ハーピスト2008」に演奏収録。
福井麻衣 Mai Fukui
大阪生まれ。7歳よりスウェーデンで松尾正代女史に師事しハープを始める。吉野篤子、S.マクドナルド、G.ロレンティーニ、I.モレッティ、G.レタング各女史に師事。01年大阪国際音楽コンクール中学部弦楽器部門1位、併せて協賛賞受賞。02年日本ハープコンクールアドバンス部門3位。05年パリ・シテ・デ・ザール国際ハープ・コンクール1位。06年同コンクール受賞記念ヨーロッパ・コンサート・ツアーを行う。07年アメリカ国際ハープ・コンクール入賞。04年パリ国立高等音楽院ハープ科に首席入学し、現在同音楽院大学院(修士課程)に在学中。10年6月卒業予定。ロームミュージックファンデーション奨学生。日本、スウェーデン、フランス、ベルギー、イタリア、イギリスにて独奏活動。室内楽奏者、オーケストラ団員(P.ブーレーズ、L.ブランギエ指揮)としてヨーロッパ各地で演奏やパリ・オペラ座の演目に参加。CD「翔く若手ハーピスト2008」に演奏収録。
山宮るり子 Ruriko Yamamiya
新潟市出身。4歳よりアイリッシュハープ、8歳よりグランドハープを始める。小学時から新潟市ジュニアオーケストラに参加。01年飯森範親指揮、05年大友直人指揮で東京交響楽団とハープ協奏曲を協演。04年第16回日本ハープコンクール・アドバンス部門にて第3位。07年高校卒業後、渡独。現在ハンブルク国立音楽演劇大学に在学中。08年UFAM国際コンクール(パリ)室内楽部門にて第1位を受賞。ドイツのオスカー&フェラ・リッター財団、ベーレンベルク銀行の奨学生になる。09年大学オーケストラのソリストに抜擢されハープ協奏曲を協演し、北ドイツ放送(NDR)でラジオ放送される。同年第58回ミュンヘン国際音楽コンクール・ハープ部門にて日本人として初めて第2位、併せて新曲特別賞とブッシュ・ブラザーズ賞を受賞。コンクール本選にてバイエルン放送交響楽団と共演。山田ふたば、山崎祐介、X・ドゥ・メストレ氏に師事。
カントゥス・クァルテット Cantus String Quartet/弦楽四重奏 客演
日米両国で演奏のキャリアを持つ4人により2005年に結成。 東京・横浜を中心に活動。